定期的に配当金を受け取ることができ、長期保有者におすすめの高配当株。
今回は高配当株投資のメリット・デメリットを紹介したいと思います。
高配当株に投資するメリット
①定期的に配当金がもらえる
説明するまでもないですが、定期的に配当金がもらえるという安心感が大きいですね。
高配当株への投資においては、元手が大きいほど、配当金の恩恵を受けることができます。
【例】
100万円投資で配当利回り3%→3万円の配当
1億円投資で配当利回り3%→300万円の配当
このように投資金額が大きいほど、安定的に資産を増やすことができます。
ですが、銘柄を1点集中するのはリスクが伴うので、高配当銘柄で分散投資して、リスクを軽減しましょう。
といってもこの元手を作り出すのが1番難易度高いですよね
②下落相場に強い
高配当株は下落時でも買い支えが起きやすいです。
なぜなら株価が下がるほど配当利回り高くなりお得になるからです。
【例】
株価1000円 配当金1株50円 →配当利回り5%
株価が下がると
株価900円 配当金1株50円 →配当利回り5.5%
このように株価が下がれば、配当利回りが高くなります。
ですが、株価がなぜ下がっているかに注目する必要があります。
業績が悪くて株価が下がった場合は要注意です。
業績の悪化が継続し、減配などで配当が減るあるいは配当がなくなる可能性も出てくるからです。
なので配当株は安定した業績を出せる有名企業を狙うのがベターと言えます。
高配当株に投資するデメリット
①減配・無配当になる可能性がある
会社の業績悪化あるいは会社の意向(例:会社の成長に力をいれるために、株主還元ではなく、自己投資を行うなど)により、減配あるいは無配当になるリスクがいつでも付きまといます。
こういった銘柄に出会わないためにも、ある程度の安定した業績を持った大企業を中心に投資するのがベターと言えます。
また、無理やり配当を維持している場合もあり得るので、投資する際は利益剰余金や有利子負債など財務状況の確認を忘れずに行いましょう。
②現在株価が取得原価を下回ると損をする
配当金をもらうには株を保有する必要があります。
そのため、現在株価が取得原価を下回れば、損失となります。
配当金をもらうために、売却損が出たら、本末転倒ですよね。
納得して購入した銘柄でも予想外の事態が起きる可能性はゼロではありません。高配当銘柄を購入した場合は、あらかじめ損切りラインを決めておく方がよさそうです。
まとめ
高配当株への投資にあたってのメリット・デメリットを紹介しました。
安定した稼ぎを出せる高配当株ですが、減配や無配当といったリスクもあります。
高配当株への投資に当たっては、事前に企業の財務状況等を確認し、減配・無配当リスクが低い財務体質の良い銘柄を探しましょう!