高配当株が多くて、どれを購入しようか迷っている方の参考になればと個別に高配当株を紹介!
利回りだけではなく、事業内容や配当性向、今後の展望を踏まえ、独自に分析しています!
今回紹介する高配当株はフコク(5185)
車で使用するワイパーブレードゴムを生産しているニッチな企業だが、その生産量が世界一!
今後、電気自動車の普及でワイパーブレードゴムの需要拡大が予想される。
また、配当利回り5%を超える高配当株でもあり、減配などがない限り、長期保有でも安心感あり。
高配当株は全体的に相場が悪い場合でも、配当目的での長期保有者が多いため、売られにくい傾向があるので、おすすめ!
今回紹介した銘柄は筆者独自でおすすめしている銘柄であり、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
1.フコクってどんな会社?
- ゴム製品の製造販売
- 金属・合成樹脂製品の製造販売
- セラミックス・医療用具の製造販売
- バイオ、医療関連製品の製造販売
を行っている会社です。
分かりやすい製品で言うと世界生産量1位の
車のワイパーブレードゴム
その他、ブレーキやエンジンなどの部品にもフコクの製品が使われています。
車以外にも、鉄道、プリンター、シリコンウェハ製造装置、医療機器などの部品にもフコクの製品が使われています。
2.フコク 投資分析
2022年7月6日時点の情報です。
株探を参照しています。
株価 | 951円 |
時価総額 | 167億円 |
上場年月日 | 1994年10月 |
PER | 5.7 |
PBR | 0.48 |
配当金 | 1株50円 |
配当利回り | 5.26% |
フコク 分析結果
上場1994年であるが、ニッチ企業であるため、継続して安定した業績を残すことができている。
1株当たりの予想当期純利益は167.7円。
配当性向は約30%。
公式サイトのIRライブラリー「株主還元」に配当性向30%を目安にし、下限20円と記載されているので、株主還元意欲が高い!
利益剰余金があり、継続した株主還元が見込まれる。
有利子負債倍率も低く、防御力も高め。
決算説明資料を見るとトヨタEV車のバッテリーの一部にフコクの部品が使用されたり、今後はワイパーブレード事業強靭化を目指しているとのこと。
中国、ASEAN+インドにも事業を拡大しており、海外での活躍も見込まれる。
懸念は原材料費の高騰か・・・
3.フコク まとめ
今回は、車のワイパーブレードゴム生産量世界一の高配当株「フコク」を紹介しました。
ワイパーブレードゴム生産というニッチな企業ですが、今後の電気自動車普及も相まって、安定した業績を残してほしいところ。
配当利回りが5%を超え、かつ、配当性向30%目標で株主還元の意欲もあり、売上の安定感もあるため、下がったところで徐々に買い増したいところですが、原材料費の高騰で業績が振るわない可能性もあるので、決算を注目しつつ判断。
投資分析については、筆者の予想であり、投資を推奨するものではないので、自己責任でお願いいたします。